2018/08/05
梅の土用干し
梅干しをつくるために、土用の丑の日が良いとされているのは、昔からこの時期は、天候が良いとされていたからです。
土用とは、立秋まえの13日間(7月下旬から8月上旬)を示します。
そのため梅干しをつくるこの時期は、梅の土用干し と言われ、この時期の3日3晩に梅を天日干しを行います。
干し場づくり
稲積梅株式会社では、現在10t以上の梅を梅干しにしています。
すべて手作業で行われるため、大量の梅を4~7回程度にわけて干します。
この時期、梅の土用干しと言って、天候が良い日が続きますが、雨天にも対応出来るようビニールハウスを設置し、全天候対応で挑みます。
7月20日頃2日間で 3軒×15軒ほどあるビニールハウス4棟に屋根をかけ、干し場づくりを行います。
1日目
1日目は、梅を干す作業台の設置を行う。
材料は、抜き板、測量杭、バタ角など・・・。
1間(1.8m)ほどのピッチで作業台を設置していく。
干し場づくり前の様子
作業台を製作
作業台製作状況
作業台設置完了
2日目
ビニールハウスに屋根を設置
15軒(20m)以上あるビニールハウスの屋根を設置する場合、
片方の屋根から順次送り出し作業
その後、風対策の養生紐で結束し終了
20m以上あるビニールを張るのに片側から送り出し
両側一緒に掛け声併せてビニールを設置
設置したビニールは、風養生を行う
完成した干し場
屋根設置後、干し葉にビニールとネットを引く
これで、梅干しの天日干し加工場が完成